AIU保険の自動車保険 保険内容と料金、おすすめプランを紹介
AIU保険は、古くから日本市場に参入している外資系企業です。損害保険を扱い始めたのは1977年からなので、外資系の保険会社としても歴史の古い会社です。AIUの損害保険は、代理店型の自動車保険ですが、日本でも高い人気を維持しています。
AIUで取り扱っている保険の補償内容や事故対応、ロードサービスなどから、AIUのおすすめプランを提案していきたいと思います。
AIU保険の注意点
AIUの自動車保険は、自社で育成した専任の代理店しか扱うことができません。通常、国内の損害保険であれば、複数会社の損害保険を扱う兼業代理店方式を取っているところがほとんどです。しかし、AIUの代理店は、自社の保険しか取り扱っていません。
一社の保険しか取り扱っていないところから、かなり高い商品知識を有していると考えられるので、補償プランの設定によっては、かなり手厚い補償をつけることも可能ですし、補償と価格のバランスを取った保険にすることも可能でしょう。
しかし、専任のコンサルタントが人的サービスを提供する分、保険料は割高に感じる方もいると思われます。
AIU保険の自動車保険とは?
AIU保険では、2種類の自動車保険を提供しています。
・ファミリー向け自動車保険type R(家族総合自動車保険)
・一般型個人向け自動車保険 type P(総合自動車保険)
ファミリー向け自動車保険と一般型個人向け自動車保険の違いは、下記のとおりです。
ファミリー向け | 自家用8車種と呼ばれている、自家用自動車に対する保険 |
一般型個人向け | バイクや大型、バスなどといった自家用8車種以外の用途車種にまで対象車種を広げた、オーダーメイド型の保険 |
AIU自動車保険は基本補償だけでなく、AIU独自のユニークな補償を出していることが特徴です。次項では、AIUの補償について書いていきます。
AIU自動車保険の補償内容とは?
ファミリー向け自動車保険の補償項目は、基本補償と特約に分かれます。さらに、自動付帯になっている項目と任意となっている項目があります。
基本補償項目は、次の4つです。
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・ 対人賠償保険
・ 対物賠償保険(対物超過修理費用保証付き)
・ 人身傷害保険
・ 車両保険(任意)
特約は、相手の方に対するリスクを補償する特約と、自身・家族・同乗者などに対するリスクを補償する特約があります。相手に対するリスク、自身・家族などに対するリスクともに、身体への補償と財物への補償が用意されています。
特約にも、同じく自動付帯の特約と任意特約があります。
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・ 他車運転危険補償特約
・ 車両価格協定保険特約(特定の条件を満たす必要あり)
・ 車上ねらい被害費用補償特約
・ 特定修理工場入庫特約(特定の条件を満たす必要あり)
任意特約には、日常生活中の事故を補償する特約と、自動車事故などを補償する特約があります。
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・ 個人賠償責任補償特約
・ 地震・噴火・津波危険車両全損時一時金支払特約
・ 支払用カード・個人情報不正使用被害等補償特約(i・セキュア)
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・ 傷害補償特約+医療保険金支払いに関する特約
・ 弁護士費用等補償特約
・ 身の回り品補償特約
・ 人身傷害の被保険者の範囲に関する特約
・ 自宅・車庫等損害補償特約
・ 事故時代車費用補償特約(定額払)
・ 車両全損時諸費用特約
・ 事故時付随費用補償特約
・ ファミリーバイク特約
ロードサービス・事故対応・割引について
AIU保険でも、ロードサービスを提供しています。故障・事故時のレッカーサービスは、契約者が指定した工場までの場合、事故の現場から100kmまでレッカー移動が無料になります。
その他にも、キー閉じ込み時の開錠やバッテリー上がりの応急処置、ガス欠時の給油(10リットルまで、保険期間中1回無料)などのトラブルに対して、一部離島を除く日本全国全域で対応しています(部品代は実費負担)。
宿泊費用や帰宅費用の補償については、記載を確認できませんでしたが、トラブル時の対応については標準以上のサービスを提供しています。
損害サービスセンターは、平日9時~17時までと営業時間は短いですが、日本全国に72拠点を構えています。
割引についても、多様な割引を用意しています。一例としてゴールド免許割引は最大で16%割引、その他にも長期優良契約割引、障害者割引など、豊富な割引項目があります。代理店型であっても、保険料ができるだけ安くなるよう工夫されています。
おすすめプランについて
AIUの公式サイトに掲載されているプランでは、スマートプラン、レギュラープラン、プレミアムプランの3つが用意されています。
それぞれの特徴は、下記のとおりです。
スマートプラン | 相手への補償を手厚く、自身や家族への補償は少なめ |
レギュラープラン | 相手への補償、自身や家族の身体への補償を手厚く、自身や家族の財物に対する補償は少なめに |
プレミアムプラン | すべての保証を手厚く |
まず、対人賠償保険と対物賠償保険は、両方とも無制限にしておくことをおすすめします。他人を死傷させた場合は言うまでもなく、店舗や家屋に突っ込んで損害を与えた場合も、やはり億単位の損害賠償を求められます。
なるべく身体への補償を多くしたい場合は、人身傷害保険と傷害補償特約をつけることをおすすめします。人身傷害保険は5,000万円、1億円、無制限、傷害補償特約はスマートプラン以外でつけられており、レギュラーでは搭乗者のみ、プレミアムでは交通傷害プランをつけています。
傷害補償特約も補償を手厚くしたいのであれば、降りた後も補償されるプランをおすすめします。
また、車両保険についてですが、全プランで車対車の衝突以外の単独事故や当て逃げも補償される一般タイプをおすすめしています。古い車であれば、車両保険をつけないという人もいますが、損害から守るという意味でも、つけておくことをおすすめします。
その他、弁護士費用等補償特約や自宅・車庫等損害補償特約も全てのプランでついています。もらい事故のように保険会社で示談できない場合は弁護士に依頼することになるので、弁護士費用等補償特約はつけておいた方がいい特約といえます。
AIUでは、ネット見積もりが用意されていないため、具体的な金額については算出できません。しかし、自動付帯の保証も含め、かなり手厚く補償されていることが分かります。
AIU自動車保険は、どんな人にオススメ?
AIU自動車保険は代理店型の損害保険です。代理店型は、保険のプロからアドバイスをもらえることが強みです。
保険に入るのが初めての人、運転技術などに不安がある方には強くおすすめします。
また、特約は自動付帯のもの、任意のものともに充実しています。ダイレクト型保険の場合、補償に不安を感じる人も多いので、できるだけ補償を手厚くしたいと考える人に強くおすすめする保険です。