アルファードの値引き方法 新車のアルファードを格安で購入する方法
日本でミニバンブームが始まったのが1990年代。2000年代に入ってからは、ややブームが下火になった時期もありましたが、現在ではファミリーカーとしての人気を獲得しています。
大型ミニバンと呼ばれるLLサイズミニバンの中で、現在もっとも人気がある車種が、今回紹介するアルファードです。ミニバンの中の高級車だけあって、車両本体だけでも、かなりの高額になりますが、少しでも安く購入したいのは、共通の心理でしょう。
そこで、アルファードのグレード・価格の紹介から、オプションの解説、値引き相場から値引き交渉術まで分かりやすく紹介していきたいと思います。
アルファードとはどんな車?
アルファードは、トヨタ自動車から2002年5月に発売された「LLクラス」と呼ばれている大型ミニバンです。2002年5月に初代モデル、2008年5月に2代目が発売となり、2015年1月のフルモデルチェンジにより、現在は3代目が発売されています。
開発コンセプトとしては「大空間高級サルーン」を標榜しており、単なるLLサイズミニバンではなく、「高級ミニバン」としての地位を確立した、ミニバンの中でも高級志向を持った人にとって人気のある車種となっています。
詳細につきましては、次項で詳述いたしますが、3代目のフルモデルチェンジでエンジンラインナップが変更されたことで、さらに高級ミニバンとしての魅力がアップしたといえます。
アルファードのグレード・販売価格・特徴とは?
初代~2代目までは、廉価版グレードには2.4L直4・直4 DOHCが設定されていましたが、2015年1月に行われたフルモデルチェンジ(現行モデル・3代目)にて、エンジンの見直しが行われました。
3代目では2.5Lとなり、ガソリン車では2AR-FE 2.5L 直4 DOHCが、ハイブリッドモデルでは2AR-FXE 2.5L 直4 DOHCエンジン+モーターが採用されています。ガソリン車の上位モデルでは、2代目と同じく2GR-FE 3.5L V6 DOHCが採用されています。
アルファードはグレードが多いことが特徴で、ハイブリッドモデルでは6グレード、ガソリン車では2.5L車が5グレード、3.5L車が4グレード用意されています。
アルファードハイブリッドモデルのグレード
アルファードハイブリッドのグレードは、下記の通りになります(価格は税込み、カッコ内は北海道地区の価格)。
HYBRID X | 7人乗り 415.5万円(420.3万円) |
8人乗り 411.3万円(416.2万円) | |
“サイドリフトアップシート装着車” | 418.8万円(423.3万円) |
HYBRID G | 477.5万円(480.9万円) |
HYBRID G ”Fパッケージ” | 535.6万円(539.0万円) |
HYBRID SR | 491.9万円(495.3万円) |
“サイドリフトアップシート装着車” | 486.0万円(489.1万円) |
HYBRID SR ”Cパッケージ” | 550.1万円(553.4万円) |
HYBRID Executive Lounge | 703.6万円(706.2万円) |
装備
主要装備で、違いが見られるのはタイヤです。廉価グレードのXでは16インチですが、それ以外のグレードでは17インチとなっています。また、ウィンドウについてですが、XグレードではスーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付きフロントドアがオプションとなり、UVカットのみとなります。
その他、Xグレードでは、トヨタ独自の安全システムであるスマートエントリーの設定がなく、パワースライドドアもオプション扱いとなっています。
一方、最高級グレードの” Executive Lounge”では、レーダークルーズコントロールが標準装備となっています。その他、他グレードではオプション扱いとなっている「インテリジェントクリアランスソナー」が標準装備となるなど、最高級グレードらしく操作性にも気が配られています。
アルファード(ガソリン車)のグレード
アルファード(ガソリン車)のグレードは、下記の通りになります(価格は税込み、カッコ内は北海道地区の価格、表記がない場合は7人乗り)。
2.5L(5グレード) | |
X(2WD) | 319.7万円(324.9万円) |
X(4WD) | 344.8万円(349.6万円) |
“サイドリフトアップシート装着車”(2WD) | 330.4万円(334.9万円) |
“サイドリフトアップシート装着車”(4WD) | 353.6万円(358.1万円) |
S(2WD) | 7人乗り 357.8万円(361.9万円) |
8人乗り 353.7万円(357.8万円) | |
S(4WD) | 7人乗り 382.9万円(386.6万円) |
8人乗り 378.7万円(382.5万円) | |
“サイドリフトアップシート装着車”(2WD) | 356.8万円(360.3万円) |
“サイドリフトアップシート装着車”(4WD) | 380.0万円(383.5万円) |
S ”Aパッケージ”(2WD) | 375.4万円(379.1万円) |
S ”Aパッケージ”(4WD) | 400.4万円(403.8万円) |
S ”Cパッケージ”(2WD) | 417.3万円(421.0万円) |
S ”Cパッケージ”(4WD) | 442.4万円(445.7万円) |
G(2WD) | 7人乗り 399.5万円(403.1万円) |
8人乗り 395.3万円(399.0万円) | |
G(4WD) | 7人乗り 424.5万円(427.8万円) |
8人乗り 420.4万円(423.7万円) | |
“サイドリフトアップシート装着車”(2WD) | 396.8万円(399.9万円) |
“サイドリフトアップシート装着車”(4WD) | 420.0万円(423.1万円) |
3.5L(4グレード) | |
SA(2WD) | 414.5万円(417.8万円) |
SA(4WD) | 433.9万円(437.3万円) |
SA ”Cパッケージ”(2WD) | 458.5万円(461.8万円) |
SA ”Cパッケージ”(4WD) | 477.9万円(481.2万円) |
GF(2WD) | 484.2万円(487.5万円) |
GF(4WD) | 503.6万円(507.0万円) |
“サイドリフトアップシート装着車”(2WD) | 356.8万円(360.3万円) |
“サイドリフトアップシート装着車”(4WD) | 380.0万円(383.5万円) |
Executive Lounge(2WD) | 652.2万円(654.8万円) |
Executive Lounge(4WD) | 671.6万円(674.2万円) |
装備
ガソリン車の装備で目立つのは、クルーズコントロールがX、S、S(サイドリフトアップシート装着車)でついていない点が挙げられます。レーダークルーズコントロールがオプションで装着可能とはいえ、廉価グレードのため省かれています。
また、やはり”Executive Lounge”は最高級グレードらしく、他のグレードではオプションとなっているレーダークルーズコントロールやNAVI AI-SHIFTが標準装備されており、その他には、ナビゲーションシステムが標準装備されています。
特別仕様車~2グレード
アルファードでは、特別仕様車として2.5Lモデルで1つ、3.5Lモデルで1つ出しています。
S ”Aパッケージ”・TYPEBLACK(2WD2.5L) | 392.6万円(396.3万円) |
S ”Aパッケージ”・TYPE BLACK(4WD、2.5L) | 417.6万円(421.0万円) |
SA ”TYPE BLACK”(2WD、3.5L) | 431.7万円(435.0万円) |
SA ”TYPE BLACK”(4WD、3.5L) | 451.1万円(454.4万円) |
特別仕様車だけあって装備が充実しており、スマートキーも標準装備されています。
アルファードの内装色・ボディカラーは?
カラーは全部で7色あり、ハイブリッド車・ガソリン車とも5色/6色の中から選択できます。
ハイブリッド車
5色の中からボディカラーの選択が可能なグレード
X シート表皮 | ファブリック 内装・天井 フラクセン パネル 茶木目調 |
G シート表皮 | ファブリック+合成皮革 内装・天井 フラクセン パネル 茶木目調 |
G ”Fパッケージ”シート表皮 | 本革 内装・天井 フラクセン パネル 茶木目調 |
Executive Lounge シート表皮 | セミアニリン本革 内装・天井 ブラック(標準) フラクセン(注文時に指定が必要) パネル オリーブ・アッシュパール木目調 |
選択可能なボディカラー
ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク
シルバーメタリック
ブラック
グレイッシュブルーマイカメタリック
6色の中からボディカラーの選択が可能なグレード
SR シート表皮 | ファブリック+合成皮革 内装 ブラック 天井 ライトグレー パネル 黒木目調 |
SR ”Cパッケージ” | シート表皮 本革 内装 ブラック 天井 ライトグレー パネル 黒木目調 |
選択可能なボディカラー
ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク
グレーメタリック
ブラック
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
グレイッシュブルーマイカメタリック
ガソリン車(2.5L)
5色の中からボディカラーの選択が可能なグレード
X シート表皮 | ファブリック 内装・天井 フラクセン パネル 茶木目調 |
G シート表皮 | ファブリック+合成皮革 内装・天井 フラクセン パネル 茶木目調 |
選択可能なボディカラー
ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク
シルバーメタリック
ブラック
グレイッシュブルーマイカメタリック
6色の中からボディカラーの選択が可能なグレード
S・S ”Aパッケージ”シート表皮 | ファブリック 内装 ブラック 天井 ライトグレー パネル 黒木目調 |
S ”Cパッケージ”(標準) シート表皮 | ファブリック+合成皮革 内装 ブラック 天井 ライトグレー パネル 黒木目調 |
S ”Cパッケージ”(オプション) シート表皮 | 本革 内装 ブラック 天井 ライトグレー パネル 黒木目調 |
選択可能なボディカラー
ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク
グレーメタリック
ブラック
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
グレイッシュブルーマイカメタリック
ガソリン車(3.5L)
5色の中からボディカラーの選択が可能なグレード
GF シート表皮 | 本革 内装・天井 フラクセン パネル 茶木目調 |
Executive Lounge(標準仕様) | シート表皮 セミアニリン本革 内装・天井 ブラック パネル オリーブ・アッシュパール木目調 |
Executive Lounge(注文時に指定が必要) シート表皮 | セミアニリン本革 内装・天井 フラクセン パネル オリーブ・アッシュパール木目調 |
選択可能なボディカラー
ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク
シルバーメタリック
ブラック
グレイッシュブルーマイカメタリック
6色の中からボディカラーの選択が可能なグレード
SA” シート表皮 | ファブリック 内装 ブラック 天井 ライトグレー パネル 黒木目調 |
SA ”Cパッケージ”(標準) | シート表皮 ファブリック+合成皮革 内装 ブラック 天井 ライトグレー パネル 黒木目調 |
SA ”Cパッケージ”(オプション) | シート表皮 本革 内装 ブラック 天井 ライトグレー パネル 黒木目調 |
選択可能なボディカラー
ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク
グレーメタリック
ブラック
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
グレイッシュブルーマイカメタリック
特別仕様車
S ”Aパッケージ”TYPE BLACK・SA ”TYPE BLACK”共通 シート表皮 | ウルトラスエード+クロコ調柄合成皮革 内装 ブラック |
選択可能なボディカラー
ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク
ブラック
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
※ ホワイトパールクリスタルシャイン、ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク、スパークリングブラックパールクリスタルシャインの3色については、メーカーオプションで32,400円になります。
アルファードに装着可能なオプション
トランスミッションに関わる装備としては、レーダークルーズコントロールがあります(Executive Lounge以外)。その他、グレードによってはスマートエントリー機能、パワースライドドアがオプションになっています。
いかにもミニバンらしいオプションは、アクセサリーコンセントがあります。つけられる個数は、グレードによって1個~3個と異なります。
その他、ナビゲーションシステムとパーキングシステムがオプションとしてついています。値段も税込で70万円と高価ですが、安全を考える人はつけることを考えてもいいかもしれません。
アルファードのライバル車には何がある?
ミニバンは日本でも人気車種ですが、LLサイズミニバンは種類がそんなに多くありません。ライバル車としては、エルグランド(日産)、姉妹車のヴェルファイア、エスティマ(トヨタ)、価格面ではかなり下になりますがオデッセイ(ホンダ)があります。
ただ、価格面で中・上位グレードでの競合となりえるのは、エルグランドとヴェルファイアで、エスティマやオデッセイについては廉価グレードでの競合となります。
アルファードの目標値引き額、安く購入するための方法とは?
アルファードは、車が売れにくくなったと言っても、ミニバンの中では売れ行きのいい車で、車両本体価格からはさほど多く値引いてもらえるわけではありません。車両本体価格で考えると20万円~25万円くらいが値引きの目標金額になります。
ただ、アルファードはナビゲーションシステムをはじめとして、オプションに高価なものが多いのが特徴です。選択するオプションにもよりますが、オプションは希望小売価格の20%~30%の値引きがあります。70万円近くするナビシステムをオプションとしてつけるとすれば、オプションと含めて40万円近くの値引きが期待できる計算になります。
値引きを引き出すコツとしては、下記の条件があります。
・ 相見積もりを取っているかどうか
・ 下取り価格は適正かどうか
・ 愛車の買い取り価格を調べているかどうか
本気でディーラーの営業と値引き交渉をしようと思った時、競合車に試乗したり、本などでしっかりと調べた上で、知識をつけておくことが必要です。アルファードの競合車は少ないですが、商談の時に「エルグランドと迷っています」と答えたとしたら、間違いなく「エルグランドのどこに魅力を感じましたか」と聞かれます。
そこで「車高が低いのが好き」とか「セダンのような乗り心地に魅力を感じる」などのようにはっきりと答えられなかったら、「値引きしてもらいたいだけ」と判断されて、相手にしてもらえなくなります。
また、ライバル車としてヴェルファイアとエスティマを挙げました。ヴェルファイアはネッツ店、エスティマはトヨタ店とカローラ店、アルファードはトヨペット店と取扱店が違います。
そのため、本当にこの2車種が気になっていれば、見積もりを取ってみるのもいいのですが、相手営業によってはあまりいい顔をされないかもしれません。悪い印象をあたえることで交渉が止まることにさえなりかねないので、できればエルグランドで競合させた方が賢明です。
エスティマとオデッセイは、中・上位グレードでは、競合になりません。どちらかと言えば廉価グレードと競合するための武器として考えてください。こちらに関しても同様で、事前に試乗して値引きの入った見積もりを作ってもらっておくことが大切です。
下取り・買い取り
下取り・買い取りについては、意見が分かれます。「適正価格で下取ってもらえるなら」という人もいますし、「下取りより買い取ってもらった方がいい」という人もいます。

そこで、一括買い取り査定サイトの出番になります。
一括買い取り査定サイトでは、パソコンやスマホを使って、車種やグレード、年式、走行距離などの情報を入力することで、簡単な概算額を出すことができます。
実際の買い取り査定額は、実地で査定してもらった上でとなるので、査定時期や状態によっても異なります。下取り査定額が買い取り査定額を上回ることはめったにありません。そういう点を考慮すると、下取りを考えるより、一括買い取り査定サイトで概算額を出し、詳細査定後の売却を考えた方が、より安く車を購入できる可能性が高まります。
また、下取りの交渉に時間を使うくらいであれば、数千円~数万円程度のオプションをサービスにしてもらう、納車時のガソリン満タン、端数の切り捨てなどでサービスしてもらうよう交渉した方が、全体としてはよりお得感が出るでしょう。