中古車と新車で悩む方へ【朗報】新車よりメリットが大きくなる分岐点
「クルマなら新車」と思っている人も多いのですが、中古車には中古車のメリットも多数あります。一昔前の中古車のイメージは決して良いものではありませんでしたが、近年は中古車を取り巻く環境も変わっていますので、メリットも増えています。
安い
これに尽きるのではないでしょうか。新車ですとどうしても高いです。何せ0の状態ですので高いのも致し方ないのですが、新車か中古かでかなり値段が違うケースもあります。
予算も限られているのですし、そもそも運転したら新車なのか中古なのかなど分かりません。自分自身の気持ちの問題だけです。
そもそも外見から走行距離を推理する事など出来ないのですし、自分が良ければ他人があれこれ言う問題ではありません。
すぐに手に入る
実はこれも中古車の大きなメリットです。近年自動車は注文販売型になっていますので、注文してから生産に入ります。
そのため、どうしてもタイムラグが生まれてしまいます。人気のモデルで注文が殺到していたり、生産能力がそこまで速い訳ではないモデルの場合、納車が数か月、あるいはそれ以上先になるケースもあります。
車検に合わせて新車を購入しようと計算していたものの、納車まで半年以上かかると言われた場合、結局は車検を受けなければなりませんが、中古車ではそのような事もありません。
状態が分かっている
新車の場合、まだまだ未知数な部分も多いですから、走らせてみたら初期不良があった。このようなケースもあります。
ですが中古車はある程度は知られていますし、安心出来る大手中古車チェーン店ともなれば走行チェックだけではなく、保証まであります。
クルマは金属ですが、ある程度動かしてみてマッチしてくるケースもありますので、中古車の方が安心感があるケースもあります。
法整備が進んでいる
かつての中古車市場は確かにあまり良いものではなく、ニコイチやメーター改竄も行われていましたし、それこそ購入したもののすぐに故障したといったケースも珍しい話ではありませんでした。
ですが近年は法整備も進み、消費者保護が著しくなっていますので、悪徳業者は通用する時代ではなくなっています。
メーター改竄にせよニコイチにせよ、そのように表示しなければならないよう法律で定められていますので、中古車だからといって胡散臭いクルマもなくなっています。
前の車が手に入る
この点をメリットに挙げる人もとても多いです。新車で購入出来る車は、いわゆる「現行車種」と呼ばれているモデルのみです。生産終了となった車は、新車では購入出来ません。
ディーラーによっては、旧モデルを「在庫」として抱えているかもしれませんので、そのようなモデルであれば購入出来ますが、運次第です。
また、あくまでも比較的最近のモデルのみになりますが、中古車市場には様々なモデルがあります。「1999年に発売したあのモデルが欲しい」と思った時、さすがにその車を在庫として抱えているディーラーはありませんが、中古車であれば入手出来ます。
そのようなモデルさえありますので、前のモデルが欲しいと思っている人もいれば、近年の車はどうしても低燃費にばかり特化していますので、走行性にこだわるマニアの場合、近年の物よりも一時代前の車種の方が魅力的だったりするのです。
そのような車種もまた、今から新車で購入しようと思っても不可能ですが、中古車であれば入手出来るかもしれません。
このように、中古車には中古車のメリットがありますし、時代の流れの中で安心して購入する事が出来るようになっていますので、選択肢の一つに加えておくのもありなのではないでしょうか。