1. ホーム
  2. 車に関する知識
  3. ≫自動運転の危険性 ハッキングや天候のリスク、法律、保険の問題も山積み

自動運転の危険性 ハッキングや天候のリスク、法律、保険の問題も山積み

07217
欧米各国の各自動車メーカーやIT企業をはじめとして、日本でも各自動車メーカーがこぞって開発を行っているのが、自動運転技術を搭載した車です。

現在は欧米各国、特にアメリカが自動運転技術の開発ではリードしている状態です。しかしながら、日本でも成長戦略(アベノミクス)の一環として、自動運転技術に関する規制緩和を進め、2015年10月4日に行われた科学技術と人類の未来に関する国際フォーラムでは、安倍首相自身が自動運転車について言及しています。

自動運転技術の普及は、人類にとっては夢のような世界ですが、一般に普及するまでには様々な危険性を克服することが必要です。

そこで、自動運転技術に関する危険性について、分かりやすくまとめていきたいと思います。

自動運転技術の現状

0721
自動運転技術としては、車間距離制御や車線維持支援、自動ブレーキシステムといった単一機能の自動化(レベル1)が提供されています。現在は、これらの技術の複合化を進めているところです(レベル2)。

車線をはみ出した際のみ作動する初歩的なハンドリングシステムや、車線変更を含むシステムといった高度化したものまで、様々なシステムが存在していますが、現状では高度化したものが実現可能なところまで来ています。

ただ、特殊な場合のみドライバーが介在する半自動化(レベル3)や完全自動運転(レベル4)までとなると、いつ実用化されるかは不透明な状況です。

国内メーカーによる自動運転技術の開発状況は、下記のようになっています。

日産自動車
日産自動車では、2016年末までに「パイロットドライブ1.0」という技術を投入する予定です。1.0では高速道路上での自動運転を、2018年には高速道路における車線変更の自動化を、2020年には一般道(交差点を含む)で自動運転技術を導入する予定です。


トヨタ自動車、スバル、三菱自動車、ホンダ
トヨタではレクサスGSを、ホンダではレジェンドを改造した試作車で、それぞれ高速道路上での自動運転のテスト走行を行っています。スバルと三菱自動車を含めた4社では、2020年までに高速道路上での自動運転技術実用化を視野に入れて開発しています。

自動運転技術の危険性

現状では、部分的自動化のレベル2から条件付自動化のレベル3への以降に挑戦している段階の自動運転技術ですが、まだ克服しなければならない課題はたくさんあります。

現状で認識されている危険性は、技術的な問題、法律・保険上の問題があります。

技術的な問題

07218

ハッキングなどのリスク
自動運転技術は、コンピューターにより制御されています。普段PCを使ってネット接続などを行っていますが、常にハッキングされるリスクやウィルスに感染するリスクを負っています。

車に搭載されているコンピューターも同様で、ハッキングされるリスクがあります。例えば、現在実用化されているシステムが、何らかの原因によってシステムに異常を来した場合、せっかくの技術が全く意味のないものになる可能性もあります。
tesla-162702
具体的には、ハッキングされることで遠隔操作することが可能になり、運転中にエンジンを勝手に切られてしまう。もしくは車間距離制御システムが勝手に切られることで前を走っている車に衝突してしまうリスク、自動ブレーキシステムが勝手に作動することで、運転中に急ブレーキがかかり、後続車などとの玉突き事故が起こるなどのリスクが考えられます。


雨や雪などといった天候のリスク
自動運転技術においては、自動車の現在位置を把握するためにGPSを使用し、その他にも360度カメラやレーザー、LIDARで周囲の環境を認識しています。

近年はカメラの解像度が向上しているので、カメラによる周囲の環境認識は問題ないとされています。しかし、GPSは雨や雪といった天候の変化に弱く、特に天候が急変しやすい時期の場合、GPSによる現在位置の把握が困難になるリスクが考えられます。

そのため、雨や霧、雪などにより天候や視界が悪い状況の場合、自動運転がまったく機能しない可能性が考えられます。
61c2ed6b2c57b0201051e3b649e73627_s
その他、GPSによる現在位置把握とともに、地図が表示されますが、地図の表示についてはコンピューターが制御します。上記でも書いたように、コンピューターである以上、ハッキングやウィルス感染のリスクは常に考えられます。

そのため、現在都内を走っていて、GPSでも都内を走っていることが確認されている場合でも、表示される地図はまったく違う場所のものが表示されるといったことも起こりえます。

また、地図データができていない場合、開発などでデータ上の地形と大幅に変わっている場合、道路が大幅に変わっている場合は、道路を認識できないため、自動運転は機能しなくなります。


レーザーやLIDARの周辺環境認識
自動運転車は、GPSの他にレーザーやLIDARで周辺の環境を認識しています。ただ、認識精度としては、人間の目には遠く及びません。

そのため、道路工事を行っている場合や近くに障害物がある場合、そこから進めなくなる可能性があります。そういった要素を認識した上で、車線変更をスムーズに行えるところまで精度が向上するまでは、人間による運転への介入が不可欠になります。


衝突しそうな場合にどうなるか
正面から逆走車が迫ってきた場合、子供やお年寄りが歩道外から出てくる場合など、衝突回避ができにくいケースがどうしても出てきます。そういった場合、どのような手段で衝突回避するのかについて、不明な点がたくさんあります。
583c15b86250086d10b13debecbf7213_s
減速して衝突する、壁にぶつかる、そのまま正面衝突する、歩道に突っ込むなど、どのような手段を取るのかという問題が出てきます。

自動運転技術において、衝突回避行動をどうするかは永遠の課題です。


信号故障時にどうなるか
交通事故などにより信号機が故障した場合、警察官による手信号、もしくは交通整備をしている人が合図を行うことで、相互交通を行います。運転手がいれば、そのような時でもて信号を認識して運転することができますが、自動運転車ではそれらを認識できない可能性があります。
0f924dd77c3a52e3a62d0e4817c49274_s
そのような手信号の認識や、交通整理をしている人の顔を認識できる機能などをカメラにつけられれば、信号故障時でも自動運転を実現できるかもしれません。しかし、これらの機能をカメラに判断させるのは難しく、信号故障時の判断をどうするかは大きな問題です。

法律・保険上の問題

072110

法律の整備
国際的な道路交通条約に、ジュネーブ道路交通条約とウィーン道路交通条約があります。日本は、ジュネーブ道路交通条約に加盟していますが、両条約とも人間による常時運転が必要と定義されているため、自動運転車はその条約の定義に反しているとみなされます。

ウィーン道路交通条約では、自動運転機能のスイッチオフと、人間のオーバーライドを可能にすることで規制対象から外す措置を設けています。

このように、自動運転車のレベル3までしか国際基準が対応していないため、国連でも自動運転車の実用化に備え、国際基準制定に動いています。


自動車保険上の取り扱い
自動車事故が発生した場合、自動車保険上では保険の契約者、もしくは運転者が賠償責任を負うことになります。しかし、自動運転により、人間の介入が必要なくなった場合、その賠償責任の取り扱いをどうするかが問題です。

自動運転車については、賠償責任社が誰になるのかについて、自動車メーカーの間でも意見が分かれています。
f227984e45ac90d761b62f74d9134514_s
システムを作ったメーカーに責任があるという意見もあれば、「自動運転ができない場合は、人間が運転するのだから、賠償責任は所有者にある」という意見もあります。

特に、無人運転が可能になれば、制御しているコンピューターをハッキングすることで、外部からプログラムを改造することも可能になり、犯罪に利用する人も出てくるかもしれません。

このように、保険上どのように取り扱うかについても、自動運転車発売までの課題となるでしょう。

自動運転の危険性~まとめ

072111
自動運転車が普及して、世の中に存在する車が、何らかの形で自動運転機能を持つ車になるまでは、半自動以上の自動運転車と一部自動化された車が混在することになります。

また、現状では交通網が整備されていなければ、その真価を発揮することができません。

自動車に搭載されるカメラ性能の向上、GPSやマップデータなどといった中核をなすAIシステム、レーザーなどといったセンサーの高性能化が、自動運転の危険性を克服するためのカギとなってくるのではないでしょうか。

私はかんたん車査定ガイドで愛車を高く売りました!

車査定実例
車の乗り換え時に地元の業者で車査定するとたったの6000円にしかなりませんでした。

しかし、

かんたん車査定ガイドを使うことで愛車は105,900円で売ることができました!!
この査定額はディラーへの価格交渉にも使えるので、無料で査定してらもらうだけでも損をすることはありません。

登録まで1分もかからず、すぐに簡易見積り額が送られてきたので、すごく簡単に車の査定額がわかりました!

車査定会社一覧

\ 公式ページへ移動します /

かんたん査定記事下PC