三井住友海上の自動車保険 保険内容と料金からおすすめプランを紹介
三井住友海上は、国内大手の保険会社です。いわゆる「3メガ損保」と言われている、MS&ADインシュアランスグループの総合保険部門を担っています。保険会社では数少ないAA-格付けがされている、優良保険会社の一つです。
ここでは、三井住友海上の自動車保険について、その補償内容やロードサービス、事故対応、割引などについて分かりやすくまとめるとともに、そのおすすめポイントについて書いていきたいと思います。
三井住友海上の自動車保険とは?
三井住友海上では、2種類の自動車保険を用意しています。
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・GK クルマの保険
・はじめての自動車保険
前者は総合的な家庭用自動車保険となっており、後者ははじめて自動車保険を契約する人を対象にした個人用自動車保険となっています。
はじめての自動車保険は、運転免許書の色がグリーンもしくはブルーの人におすすめの保険で、保険期間も3年間と長期の保険となっているので、ここではGKクルマの保険について書いていきます。
GK クルマの保険の補償内容とは?
GK クルマの保険の特徴は、複雑で分かりにくくなりがちな自動車保険を、できるだけ分かりやすくすることを重視している点です。
本保険では、基本補償項目は「安心基本プラン」の中に含んでいます。基本プランに加えて、様々な特約を用意しています。特約は自動付帯も含めて、実に26種類に及び手厚い補償を実現しています。
安心基本プランの中には、あったら安心な基本的な保証項目が入っています。
相手への賠償項目では、対人賠償保険、対物賠償保険、対物超過修理費用特約の3点が入っています。対人・対物賠償保険は相手を死傷させた場合、または相手の車や電柱、家屋、店舗などに損害を与えた時の補償です。
対物超過修理費用特約は、時価以上の修理費用が発生した時の超過分について補償する特約です。
怪我に対する補償では、人身傷害保険、重度後遺障害時追加特約、搭乗者傷害特約があります。
自身もしくは同乗者が怪我をした際の治療費や働けない期間の収入などの補償、介護費用、バリアフリー化費用の補償、入通院時の保険金の補償が含まれています。
車に対する補償では、車両保険、車両保険無過失事故特約、全損時諸費用特約の3つが入っています。
これらは、事故で車が壊れた際、修理費やレッカー代などを補償します。それとともに、全損時の廃車もしくは買い替え費用の補填、過失が認められない場合に等級が下がらない特約です。
その他、他人の車を運転中に起こった事故に対する特約もセットされています。他車運転特約と臨時代替自動車特約で、借りた車で事故を起こした際も保険を利用することができます。
その他特約
その他に数多くの特約オプションが用意されています。
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・ケアサポート費用特約
・差額ベッド費用特約
・新車向け新車特約
・経年車向け車両全損特約(70%)
・全損時諸費用倍額払特約
・経年車向け車両超過修理費用特約
・レンタカー費用特約
・搭乗者傷害倍額払特約
・地震・噴火・津波「車両全損時定額払」特約
・車内手荷物等特約
・運搬時レンタカー費用特約
・自動車事故特約
・交通乗用車事故特約
・自動車事故弁護士費用特約
・弁護士費用特約
・ファミリーバイク特約(人身傷害あり)
・ファミリーバイク特約(人身傷害なし)
・日常生活賠償特約(補償金額・無制限)
ロードサービス・事故対応・割引などについて
ロードサービスについては、「安心基本プラン」の中に、運搬・搬送・引き取り費用特約が自動付帯されています。
この特約によって、レッカーけん引を使っても等級はそのままです。
その他、自宅や目的地までの移動や宿泊もサポートしており、自宅から20km以上離れていたら、交通費は2万円まで、宿泊費は1万円まで支払います(両方とも1人あたり)。
また、現場での応急処置も、バッテリー上がりの応急処置、ガス欠時のガソリン補給は保険期間中1回ながら無料対応しており、その他の応急作業も30分以内の作業であれば無料です。
ロードサービスについては、大手の保険会社なので、標準以上のサービスを提供しています。
事故対応については、休日事故急行面談には対応していないものの、事故受付は24時間365日、休日も事故受付とロードアシスタンスサービス手配などの初期対応を行っています。
損害対応拠点数も、日本全国に181拠点あり、事故が起きてもできるだけ早く現場に駆けつける体制ができています。
おすすめプラン
基本補償については「安心基本プラン」に含まれており、対物超過修理費用特約も含まれています。対物超過修理費用特約とは、時価以上の修理費用が発生した際、超過分を50万円まで補償する特約です。特に古い車では、時価以上になることもあります。この特約に入ることで、幅広く補償されるので、損害に対してより安心できます。
GK クルマの保険では、豊富な種類の特約を用意しています。オプション特約だけで19種類あるので、その数だけで圧倒されそうですが、実は必要な特約はそんなに多くありません。
自動車保険では、過失がない事故(もらい事故)については、保険会社が示談交渉を行うことができません。そういう場合は、弁護士などの法律家に交渉を依頼します。相手との示談や、当該事故に関して法律相談を行った際の費用を補償する自動車事故弁護士費用特約をつけておくと便利です。
また、他の保険などとの兼ね合いもありますが、家族で原動機付自転車を使っている場合は、特約でファミリーバイクへの補償をつけることができます。人身傷害保険のあるなしを選択できるので、付ける場合はどちらにするか検討して下さい。
その他、東日本大震災後は地震・噴火・津波「車両全損時定額払」特約も人気です。
特約を対物超過修理費用特約、自動車事故弁護士費用特約のみ、人身傷害保険を無制限にした場合は、97,120円です。これに、地震・噴火・津波特約をつけると102,120円、ファミリーバイク特約(人身傷害なし)をつけると112,700円になります。
特約を最初の2つのみ、人身傷害保険を無制限にした状態で、車両保険をなしにした場合52,120円になります(いずれも年払)。
三井住友海上の自動車保険は、どんな人にオススメ?
代理店型の自動車保険は、代理店を通すため割高になります。ただ、代理店の担当者に相談しながら保険プランを決められるので、保険のことに詳しくない人におすすめです。その他、いい代理店だと色々と親身になってもらえるので、安心を買いたいと考える人にも、おすすめしたいポイントです。
また、損害対応拠点も多いので、ダイレクト型では事故対応に不安を感じる方にとっても、選択肢になりえるでしょう。