どこまで快適に過ごせる?流行りの車中泊の5つの注意点をチェック
近年車中箔が流行を越え、一つのドライブスタイルとして定着しつつあります。
車中箔とはクルマの中で一泊するもので、PAやSA、道の駅等にクルマを停車して宿泊することですが、もちろん気を付けるべきことも多々あります。
流行や憧れだけで安易に車中泊をと考えている人も多いのですが、車中泊の際、気を付ける点が多々あるので覚えておきましょう。
基本的に「善意」だという点
車中泊はとても有名になりつつはあるのですが、決してSAにせよPA、道の駅にせよ「車中泊大歓迎」と謳っているものではありません。
自動車を停車させるのは自由ですが、その延長にあるのが車中泊です。違法行為ではないにせよ、SAやPA側とすればトラブル等があっても責任を負えないのが本音です。
車中泊をしているSAやPAに対し、「明るくて寝れないから電灯を消してくれ」「訪れる人の騒音がうるさいから何とかしてくれ」と要求するのはまったくのナンセンスです。
マナーは守りましょう
基本的に善意によって成り立っているのが車中泊ですが、善意としてはもちろんですが、車中泊は建前としては「クルマを止めている」です。
「そこでちょっと仮眠を取っている」の延長線上にあるものです。
ホテルでもなければ、キャンプ場でもありません。敷地内のマナー・ルールを守るのは当たり前です。マナーやルール違反が目立つようになれば車中泊そのものが紛糾されるようになり、禁止される事にもなりかねません。
そのような事になってしまって車中泊文化そのものの損失となってしまうのですから控えましょう。
アイドリングを辞める
これは車中箔の際、寒ければ暖房、暑ければ冷房をかけることになるとは思うのですが、言い換えればエンジンを始動させることになってしまいます。
つまり、アイドリング状態になります。この場合、環境問題もありますが、そこまで大げさではなく、単純に騒音の問題があります。
広いSAやPAであれば大型のトレーラーやトラックも同じように休憩しているので目立ちませんが、小さな道の駅ではかなりうるさいです。
深夜ともなるとかなり気になりますので、こちらもアイドリングは控えるよう、それでもクルマの中で寝れる環境を整えておきましょう。
防犯には気を付ける
車中泊の際、暑いからと窓ガラスを開けていたがために、トラブルに発生するケースもありますし、車中泊をしていると周囲から見られ、ちょっとトイレに行った際に乗り込まれたり…といったトラブルもありました。
決して頻繁に起きるような事ではないのですが、車中泊の場合、自分自身の身は自分自身で守るしかありません。
露出の少ない服装を選ぶのはもちろんですが、女性だけだと悟られないようにするなど、配慮が必要になります。
先の話の続きにもなりますが、車中泊は自己責任です。もしも車中泊の際、トイレに行った際に財布を盗まれたとしても、SAやPAが責任を取ってくれる訳ではありません。
自分の身は自分で守らなければならないのです。
季節を考えよう
季節によって車中泊も変わります。特に夏や冬はエアコンが必須になりますので、その分どうしてもガソリンを喰います。EVの場合、電池など、燃費を消費する事になります。
また、春や秋の場合、エアコンがなくとも快適に睡眠を取れるかも知れませんが、少しガラスを開けていたがためにトラブルになったり、虫が入って来たりなど、季節によって注意点は変わります。
ガソリンを付けたままにすると、燃料の問題もありますが、車内にガスが充満するような状況になってしまったら大変です。