自動車保険特約つけておくと安心できる特約を紹介
通販型、代理店型問わず、自動車保険には、少ないところでも6種類、多いところだと15種類の特約が用意されています。
多種多様な特約の中から、つけておくと安心できる特約を紹介していきたいと思います。
特約とは?
自動車保険とは、主に事故を起こした際にかかる車の修理費用の補償、ならびに事故によって他人を死傷もしくは物を壊してしまった際に生じる損害賠償責任の補償が主な目的です。
ここに特約を加えることで、補償内容の変更などを行います。特約を追加することで内容を厚くすることもできますし、補償範囲を限定することで保険料が安くなることもあります。
保険料を抑えるための特約
保険料を抑えるための特約でつけていることが多いのは、「人身傷害保険搭乗中のみ補償特約」です。一般的な人身傷害保険は、契約した車以外に乗っている時やそれ以外に起きた事故も補償します。
複数台の車を所有している人であれば、どれかに人身傷害保険をつけていれば他の車でも補償が有効になるので、2台目からは搭乗中のみ有効にしている場合がほとんどです。
その他、運転者限定特約も保険料を抑えられる特約です。本人だけであれば本人限定、本人と配偶者だけであれば配偶者限定、本人・家族までにする家族限定特約があります。
人数が少ないほど安くなりますが、その他にも本人と特定の家族のみとする記名型限定特約をつけている保険会社もあります。
補償範囲を拡大するための特約
つけておいた方がいいのは「対物超過費用特約」です。通常、車を壊してしまった場合、対物賠償保険から支払われます。しかし、古い車と衝突した場合には、その時価までしか補償されません。
対物超過費用特約があれば、超過分を補償してもらえます。一般的には50万円までとなっていることが多いですが、保険会社によっては無制限となっているところもあるので、初心運転者などで事故に不安がある場合は無制限にしておいてもいいでしょう。
その他、ロードサービスが特約により補償される場合もあるので、確認の上、特約に入っておくと、いざというときに便利です。
補償を追加するための特約
これまでは、自動車保険を補完する役割の特約ですが、ここでは補償対象を追加する特約を紹介します。
あまり目立ちませんが、便利な特約は「ファミリーバイク特約」です。親が記名保険者であれば、別居している未婚の子供の原付も補償されるので、子供や家族のバイク保険として使えます。
この他、「弁護士費用等担保特約」もあれば便利です。過失ゼロの事故であれば示談交渉を自分でしなければならなくなるため、この特約があれば示談交渉を弁護士に依頼する際の費用が補償されます。
補償範囲が重なることでムダになってしまう場合もあるので、他の保険なども見て選択する必要があります。